今年はグリーにもお世話になりました。クラシックなポップとか、今流行っている歌とか、勉強した。それにもまして楽しくぶりぶり踊ることを学びました。あまりに好きすぎて、未見のシーズン2のあらすじまでネットで検索して知ってしまいました。間違った愛し方!
*Poker face
キクチのナル先生もお気に入りのカバー。
http://www.youtube.com/watch?v=4442CyMC_Do
*Safety Dance
車椅子のアーティーが踊るミラクル。
http://www.youtube.com/watch?v=SG4WOUB3wB4
*Poker face
キクチのナル先生もお気に入りのカバー。
http://www.youtube.com/watch?v=4442CyMC_Do
*Safety Dance
車椅子のアーティーが踊るミラクル。
http://www.youtube.com/watch?v=SG4WOUB3wB4
ハサウェイ先生から学べることは
2011年12月28日 音楽
*
今年の後半はこのアルバムをよく聴いておった。こういうのを探して聴いていきたいものです。
今年は、前年よりは音楽をよく聴いた。いろいろ教えてくださるひとたちが周りにいたのがでっかいどう。
7月にエイミー・ワインハウスが死んだのはショックだった。セカンドしか聴いてなかったけど、すごく好きだったのだ。歌詞に「あたしが自分自身の友だちになってあげなきゃね」とか「ただ友だちが必要なのに」とかあって、そういうのが本心からつい出ちゃった呟きみたいな感じがしていた。こういう頭よりは体を使って破天荒でいるひとは時代遅れで生き残れないのかなという感じする、最近流行っている女性アーティストをみるにつけ。
Paul Weller & Amy Winehouse-I Heard It Through The Grapevine
http://www.youtube.com/watch?v=NVT-BokwmWY
エイミー自身の曲よりこのカバーが好きやったり。
*
先日友人たちとカラオケに行った。祝前日だったので高かったけど楽しかった。友人Sに歌ってあげたい、とおもってた曲を本人の前で歌えてよかった。押し付けがましくてごめんなさいね。
昔から思ってることなんだけど、地声で歌うひとってうらやましい。私はころころ変わっている気がするのだ、自分で聴くかぎりでは。
お正月は独りなのでニュートラルミルクホテルを歌えるように練習しようとおもう。
*
遊びまわっていたら風邪を引いたり蕁麻疹が出たりした。今年はやたら遊んだ気がします。その罰なのか。
今年の後半はこのアルバムをよく聴いておった。こういうのを探して聴いていきたいものです。
今年は、前年よりは音楽をよく聴いた。いろいろ教えてくださるひとたちが周りにいたのがでっかいどう。
7月にエイミー・ワインハウスが死んだのはショックだった。セカンドしか聴いてなかったけど、すごく好きだったのだ。歌詞に「あたしが自分自身の友だちになってあげなきゃね」とか「ただ友だちが必要なのに」とかあって、そういうのが本心からつい出ちゃった呟きみたいな感じがしていた。こういう頭よりは体を使って破天荒でいるひとは時代遅れで生き残れないのかなという感じする、最近流行っている女性アーティストをみるにつけ。
Paul Weller & Amy Winehouse-I Heard It Through The Grapevine
http://www.youtube.com/watch?v=NVT-BokwmWY
エイミー自身の曲よりこのカバーが好きやったり。
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先日友人たちとカラオケに行った。祝前日だったので高かったけど楽しかった。友人Sに歌ってあげたい、とおもってた曲を本人の前で歌えてよかった。押し付けがましくてごめんなさいね。
昔から思ってることなんだけど、地声で歌うひとってうらやましい。私はころころ変わっている気がするのだ、自分で聴くかぎりでは。
お正月は独りなのでニュートラルミルクホテルを歌えるように練習しようとおもう。
*
遊びまわっていたら風邪を引いたり蕁麻疹が出たりした。今年はやたら遊んだ気がします。その罰なのか。
山を歩いた。
2011年12月21日
高尾を歩いた。
いつも軽やかな足取りの貝垣くんが、前日遅くまでの飲み会が祟って高熱でドタキャンだったので、がんばって歩く魔亜子ちゃんと、侍で乙女で男子の荏根さんと3人で行った。私は悪趣味なので、貝垣くんの欠席裁判よろしくあいつはほんとうに駄目なやつ、という話で盛り上がろうとしたが、ふたりとも優しいので貝垣くんに同情していた。
冬山のつもりで挑んだけれど、秋の終わりがくすぶっているせいか目を楽しませるに十分な色があった。モヘアみたいにもわっとしている木々たち、あれは何だったのかな。
葉っぱが白粉みたいなベージュに枯れ、地面に還るのを待っているみたいに落ちていた。その待機の具合が好ましい。
その落ち葉を野蛮に踏み鳴らす、霜柱を踏み荒らして童心に還る。霜柱は私が子供のころ好んで踏んでいたのよりはるかに立派で、こんなところでも私の郷里は小さい。
景信山山頂にてなめこ汁と、コンビニで買ってきたおにぎりを食べる。なめこは大きくてすこし土の味がするようで、山の上らしい味。荏根さんがコーヒーをいれてくれて、パウンドケーキを分けてくれて、ティータイムできた。歩いたあとだけに、ひときわ優雅な私たち!
魔亜子ちゃんは天然的ファニーで笑わせてくれる。美人顔なので、彼女の写真をとるのは楽しい。荏根さんは細野晴臣の真似をして笑わせてくれる。登山の先生なので、女子二人を気遣ってくれた。
私たち3人とも自然界にはない色の青い服を着ていたのだけれど、他の2人は山に溶け込んでいるなか、私は山ウーマンにはなれんそうもない、なんか、闖入者っぽい浮いた色彩であった。闖入者だけどたぶんまた行く、今度はいっそモノトーンで決めようかしらん、とおもう。
あの枯れ葉たちは正しく私のお友だち。
いつも軽やかな足取りの貝垣くんが、前日遅くまでの飲み会が祟って高熱でドタキャンだったので、がんばって歩く魔亜子ちゃんと、侍で乙女で男子の荏根さんと3人で行った。私は悪趣味なので、貝垣くんの欠席裁判よろしくあいつはほんとうに駄目なやつ、という話で盛り上がろうとしたが、ふたりとも優しいので貝垣くんに同情していた。
冬山のつもりで挑んだけれど、秋の終わりがくすぶっているせいか目を楽しませるに十分な色があった。モヘアみたいにもわっとしている木々たち、あれは何だったのかな。
葉っぱが白粉みたいなベージュに枯れ、地面に還るのを待っているみたいに落ちていた。その待機の具合が好ましい。
その落ち葉を野蛮に踏み鳴らす、霜柱を踏み荒らして童心に還る。霜柱は私が子供のころ好んで踏んでいたのよりはるかに立派で、こんなところでも私の郷里は小さい。
景信山山頂にてなめこ汁と、コンビニで買ってきたおにぎりを食べる。なめこは大きくてすこし土の味がするようで、山の上らしい味。荏根さんがコーヒーをいれてくれて、パウンドケーキを分けてくれて、ティータイムできた。歩いたあとだけに、ひときわ優雅な私たち!
魔亜子ちゃんは天然的ファニーで笑わせてくれる。美人顔なので、彼女の写真をとるのは楽しい。荏根さんは細野晴臣の真似をして笑わせてくれる。登山の先生なので、女子二人を気遣ってくれた。
私たち3人とも自然界にはない色の青い服を着ていたのだけれど、他の2人は山に溶け込んでいるなか、私は山ウーマンにはなれんそうもない、なんか、闖入者っぽい浮いた色彩であった。闖入者だけどたぶんまた行く、今度はいっそモノトーンで決めようかしらん、とおもう。
あの枯れ葉たちは正しく私のお友だち。
12月20日の日記
2011年12月20日 終電で帰る。冬の電車は揺り籠で、立ったまま寝てしまい、私の前に座っていたひとの頭に肘鉄を食らわす。すいません、すいません。その罰か、空いた席に座ったらぐうっと寝てしまい、降り損ねてひとつ向こうの駅まで行ってしまい、歩いて帰った。タクシーに乗ろうと思ったのだが、タクシーを待ってると超寒かったので、歩くことにしたのだった。1時間かかった。田舎の一駅間はおおきいのである。今度から電車に乗る前はコーヒーでもかっくらおうかしら。
夏の終わりごろ夜道で変な虫(人の形をした虫)に会ってしまい怖い思いをしたので、それからは音楽を聴きながら踊りながら帰るのである。ぶんぶん体を動かして、私がその付近でいちばん変なひとにならんとするのである。変な虫が寄ってこないように。
夏の終わりごろ夜道で変な虫(人の形をした虫)に会ってしまい怖い思いをしたので、それからは音楽を聴きながら踊りながら帰るのである。ぶんぶん体を動かして、私がその付近でいちばん変なひとにならんとするのである。変な虫が寄ってこないように。
*Quilt - Children of Light
http://www.youtube.com/watch?v=WU5nIuMxI5M
*Grieves - On the Rocks
http://www.youtube.com/watch?v=KdrvDnMbHcY
*MIKA - Blame it on the Girls
http://www.youtube.com/watch?v=iF_w7oaBHNo
MIKAはいまさら聴きはじめたけど、楽しい曲を聴くときはこのPVのMIKAのようにいつも動きたいと思っている。半分くらいならもうできてるけど!
http://www.youtube.com/watch?v=WU5nIuMxI5M
*Grieves - On the Rocks
http://www.youtube.com/watch?v=KdrvDnMbHcY
*MIKA - Blame it on the Girls
http://www.youtube.com/watch?v=iF_w7oaBHNo
MIKAはいまさら聴きはじめたけど、楽しい曲を聴くときはこのPVのMIKAのようにいつも動きたいと思っている。半分くらいならもうできてるけど!
*
ヘンリー・ジェイムズ「ワシントン・スクエア」読み終えた。
友人から、「あなたの城は今年また一段と大きくなったのでしょうね」と言われたところだった。だからと言うわけではないが、「ワシントン・スクエア」は主人公の若い女性キャサリンがお城を築く話であったよ、と友人に言いたい。キャサリンは、「マンスフィールド・パーク」のファニーみたいな、控えめで口下手だけど思慮深く、必要なときにちゃんと勇気を行使できる女性であった。文学を物するわけではないけれど、彼女の築いたお城はエミリー・ディキンソンのお城にどことなく似ている、ような気がした。
*
ちょっとしたことがあって、自分の来し方についてもやもや考えていたところ、昔の友人が不幸に見舞われたことを伝え聞いた。
とりかえしのつかない不幸だった。気の毒だと思った以上に、悪酔いした、その友人を離れた酩酊だった。
別の友人と話して、私なりのお見舞いをすることを決めてから、酔いが醒めた。
その不幸を友人に食らわせたひとはほんとうにひどい、とおもった。ほんとうに、つまらない。
ヘンリー・ジェイムズ「ワシントン・スクエア」読み終えた。
友人から、「あなたの城は今年また一段と大きくなったのでしょうね」と言われたところだった。だからと言うわけではないが、「ワシントン・スクエア」は主人公の若い女性キャサリンがお城を築く話であったよ、と友人に言いたい。キャサリンは、「マンスフィールド・パーク」のファニーみたいな、控えめで口下手だけど思慮深く、必要なときにちゃんと勇気を行使できる女性であった。文学を物するわけではないけれど、彼女の築いたお城はエミリー・ディキンソンのお城にどことなく似ている、ような気がした。
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ちょっとしたことがあって、自分の来し方についてもやもや考えていたところ、昔の友人が不幸に見舞われたことを伝え聞いた。
とりかえしのつかない不幸だった。気の毒だと思った以上に、悪酔いした、その友人を離れた酩酊だった。
別の友人と話して、私なりのお見舞いをすることを決めてから、酔いが醒めた。
その不幸を友人に食らわせたひとはほんとうにひどい、とおもった。ほんとうに、つまらない。
*
3、4年前に書いた日記やらメモやらポエムやらを読み返した。内容のなさはともかく、字が下手であった。字が下手になった気がする、と近頃とみにおもっていたが、気のせい、昔から下手だった。
どや!みたいなハライが気になった。へんに間延びしているわりに神経質っぽいし。
パイロットの100円の水性ボールペンを、半年くらい前まで愛用していたけれど、間延びした字になったのはこのペンのせいもありそう。途中ペリカーノ(ジュニア用万年筆)で書いた字はそれほど見苦しくなかったが、これはモレスキンの紙だとややにじむので、やめた。今はコンビニで買った聞き慣れないメーカーのを使っている、間に合わせだけど今はちょうどいい。
私は油性は書きにくい、というか他のよりさらにみるに耐えない字だった。油性で書くってちょっと格好いい感じするけれど。
いいペンないかな。最近200円くらいで買ったパイロットの簡易万年筆は、日記には適さないけど好き。中指くらいの長さしかないのもかわいらしい。
*
高峰秀子の日記、ずっと読みたいとおもいつつそのまま。余裕のあるときのほうが楽しめそうなどと言って、ずっと余裕ないまま。
3、4年前に書いた日記やらメモやらポエムやらを読み返した。内容のなさはともかく、字が下手であった。字が下手になった気がする、と近頃とみにおもっていたが、気のせい、昔から下手だった。
どや!みたいなハライが気になった。へんに間延びしているわりに神経質っぽいし。
パイロットの100円の水性ボールペンを、半年くらい前まで愛用していたけれど、間延びした字になったのはこのペンのせいもありそう。途中ペリカーノ(ジュニア用万年筆)で書いた字はそれほど見苦しくなかったが、これはモレスキンの紙だとややにじむので、やめた。今はコンビニで買った聞き慣れないメーカーのを使っている、間に合わせだけど今はちょうどいい。
私は油性は書きにくい、というか他のよりさらにみるに耐えない字だった。油性で書くってちょっと格好いい感じするけれど。
いいペンないかな。最近200円くらいで買ったパイロットの簡易万年筆は、日記には適さないけど好き。中指くらいの長さしかないのもかわいらしい。
*
高峰秀子の日記、ずっと読みたいとおもいつつそのまま。余裕のあるときのほうが楽しめそうなどと言って、ずっと余裕ないまま。
12月4日の日記
2011年12月4日*
このところほとんど毎日聴いているReal Estateは3日も続く雨天には合わない。乾いた空気に合うらしい。体がふやけるみたいにぼうっと暖かい電車の中ではことに。ためしにLykke Liの曲で覚えているやつを覚えている限り頭の中で再生したら1日乗り切れそうになりました。
いまだに雨との付き合いかたがよくわからないが、今年はハンターのレインブーツを買ったんで、雨の日に出歩く苦痛が半減されてよござんした。
*
西瓜糖のマーガレットを嫉妬に狂った元カノのストーカーと思い込んだ件について。
初めて「源氏物語」に触れたときは、それは漫画版で、たぶん小学高学年あたりだったが、そのときダントツで印象に残ったのは六条御息所だった。嫉妬に狂ってライバルを呪い殺す年増女。不二ちゃんは情念系、とたまに評されるが、十代の最初からそんな素質があったのね…とかそういう話ではなく、嫉妬は人も殺せる、怖い! と刷り込まれたトラウマの話なのであった。
嫉妬ってなんとかならないものか、と格闘しつつ、嫉妬が趣味になる時期もある。
このところほとんど毎日聴いているReal Estateは3日も続く雨天には合わない。乾いた空気に合うらしい。体がふやけるみたいにぼうっと暖かい電車の中ではことに。ためしにLykke Liの曲で覚えているやつを覚えている限り頭の中で再生したら1日乗り切れそうになりました。
いまだに雨との付き合いかたがよくわからないが、今年はハンターのレインブーツを買ったんで、雨の日に出歩く苦痛が半減されてよござんした。
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西瓜糖のマーガレットを嫉妬に狂った元カノのストーカーと思い込んだ件について。
初めて「源氏物語」に触れたときは、それは漫画版で、たぶん小学高学年あたりだったが、そのときダントツで印象に残ったのは六条御息所だった。嫉妬に狂ってライバルを呪い殺す年増女。不二ちゃんは情念系、とたまに評されるが、十代の最初からそんな素質があったのね…とかそういう話ではなく、嫉妬は人も殺せる、怖い! と刷り込まれたトラウマの話なのであった。
嫉妬ってなんとかならないものか、と格闘しつつ、嫉妬が趣味になる時期もある。
西瓜糖とノリメタンゲレ
2011年12月3日 読書
レベッカ・ブラウンの「体の贈り物」の小説のコミュニティと「西瓜糖の日々」のアイデス[iDEATH]って似てる、とおもったので「西瓜糖の日々」を読み直す。(どこに行ったかわからないので買い直したのはお財布に痛みがはしる)。
インボイルは怖い人のはずなのだが笑ってしまう。虎たちの振る舞いもまた然り。
〈忘れられた世界〉のこときれいさっぱり忘れていた。あと、何もかも西瓜糖でできていたこと、言葉までもが。
元カノ・マーガレット、私は幽霊じみたストーカーだと思っていたけど、読み直すとそれは正確ではなかった。〈わたし〉がマーガレットをしてストーキングさせているような感じした。彼女について最初に言及されるとき、(言葉が西瓜糖であるせいか)、ほんとうに幽霊みたいだった。だから実際に彼女が登場して言葉を発するとき、ちょっと頭が追いつかない感じがした。
俗っぽいので振られるマーガレットと、「愛のゆくえ」の女性を偲ばせる、柔らかさと強さを持つポーリーンは、とりわけリアルな人物に思えた。それは私が女だからかな。そのリアルさは実際にブローティガンの周りにいた女性たちに端を発するではないだろうか、ってそれは下種のゲスなのかな。
「アイデスでは、どこか脆いような、微妙な感じの平衡が保たれている」というアイデスの紹介に、やっぱり「体の贈り物」のコミュニティーを思い出してしまう。それは温度なのか空気感なのか、土地の感じなのかわからない。やっぱり私が妄想しすぎたかも知らない。…私が似てると吹聴したせいで読み直してくれている友人になんといえば良いのか。ごめんなさい。
というわけで私の風景観に喧嘩を売らなくてはなるまい、あるいは私の心の風景を旅してきます。
この作品が書かれたのは、訳者の藤本和子によれば「ヒッピーもフラワーチルドレンも登場していない時期」。ヒッピーやフラワーチルドレンが湧いてでてきて、アメリカの資本主義社会が身体の自由を謳うまでに飽和、その身体の自由を抑制したいというひとたち(私たち?)にとって、エイズの登場はまたとない天の声だっただろう。エイズへの不安と自由への不安が手をつないで、私たちの〈生=体〉がたやすく触れてはいけないものになり、「体の贈り物」のコミュニティーがあらわれる、
…ごめんなさい次があったらまた今度。資本主義って3歩すすんで2歩さがる。
インボイルは怖い人のはずなのだが笑ってしまう。虎たちの振る舞いもまた然り。
〈忘れられた世界〉のこときれいさっぱり忘れていた。あと、何もかも西瓜糖でできていたこと、言葉までもが。
元カノ・マーガレット、私は幽霊じみたストーカーだと思っていたけど、読み直すとそれは正確ではなかった。〈わたし〉がマーガレットをしてストーキングさせているような感じした。彼女について最初に言及されるとき、(言葉が西瓜糖であるせいか)、ほんとうに幽霊みたいだった。だから実際に彼女が登場して言葉を発するとき、ちょっと頭が追いつかない感じがした。
俗っぽいので振られるマーガレットと、「愛のゆくえ」の女性を偲ばせる、柔らかさと強さを持つポーリーンは、とりわけリアルな人物に思えた。それは私が女だからかな。そのリアルさは実際にブローティガンの周りにいた女性たちに端を発するではないだろうか、ってそれは下種のゲスなのかな。
「アイデスでは、どこか脆いような、微妙な感じの平衡が保たれている」というアイデスの紹介に、やっぱり「体の贈り物」のコミュニティーを思い出してしまう。それは温度なのか空気感なのか、土地の感じなのかわからない。やっぱり私が妄想しすぎたかも知らない。…私が似てると吹聴したせいで読み直してくれている友人になんといえば良いのか。ごめんなさい。
というわけで私の風景観に喧嘩を売らなくてはなるまい、あるいは私の心の風景を旅してきます。
この作品が書かれたのは、訳者の藤本和子によれば「ヒッピーもフラワーチルドレンも登場していない時期」。ヒッピーやフラワーチルドレンが湧いてでてきて、アメリカの資本主義社会が身体の自由を謳うまでに飽和、その身体の自由を抑制したいというひとたち(私たち?)にとって、エイズの登場はまたとない天の声だっただろう。エイズへの不安と自由への不安が手をつないで、私たちの〈生=体〉がたやすく触れてはいけないものになり、「体の贈り物」のコミュニティーがあらわれる、
…ごめんなさい次があったらまた今度。資本主義って3歩すすんで2歩さがる。
ラン・デヴィル・ランらラン
2011年11月30日 音楽
*
呪いにおびえる、とまでいかないけど、ときどき心の曇ることのある、少女時代大好きな妹よ。おとぎ話って呪いからはじまるんよ。
呪いって、かえるが粗雑な扱いを受け、壁に叩きつけられたら解けた、というのが印象的なのだが、なかなか不条理で理不尽なのね。
最近、呪いに対してべつの強烈なお呪いで対処してるひとを知ったよ。もともと魔力のある人なのだろう。
だれにでも呪いはかけられてるのだが、呪いが解けると死ぬ人もあるのだろう。
*
少女時代ではこの2曲が一番好きだけどそれよりもf(x)が好き。潔いショートの子がいるので。
韓国のアイドルたちはみな顔が同じに見えるとみんな言うのだが、私もそう思うのだが、そしてよくみると違うのだが、なぜなのだろうか。顔のパーツの大きさが同じ感じだから? 配置が同じ感じだから? 余白がほぼ同じだから?
韓国のアイドルの歌の歌詞のほうが、日本のそれらより攻撃的で挑発的な感じがして私のツボなのだけれど、だからと言って韓国の女性たちの生活がナイスなものかどうかわからない。とアメリカを横目でみながら思う。強さ(攻撃力)がもてはやされるところって身を守るのにだいぶ労を使いそうだし。
呪いにおびえる、とまでいかないけど、ときどき心の曇ることのある、少女時代大好きな妹よ。おとぎ話って呪いからはじまるんよ。
呪いって、かえるが粗雑な扱いを受け、壁に叩きつけられたら解けた、というのが印象的なのだが、なかなか不条理で理不尽なのね。
最近、呪いに対してべつの強烈なお呪いで対処してるひとを知ったよ。もともと魔力のある人なのだろう。
だれにでも呪いはかけられてるのだが、呪いが解けると死ぬ人もあるのだろう。
*
少女時代ではこの2曲が一番好きだけどそれよりもf(x)が好き。潔いショートの子がいるので。
韓国のアイドルたちはみな顔が同じに見えるとみんな言うのだが、私もそう思うのだが、そしてよくみると違うのだが、なぜなのだろうか。顔のパーツの大きさが同じ感じだから? 配置が同じ感じだから? 余白がほぼ同じだから?
韓国のアイドルの歌の歌詞のほうが、日本のそれらより攻撃的で挑発的な感じがして私のツボなのだけれど、だからと言って韓国の女性たちの生活がナイスなものかどうかわからない。とアメリカを横目でみながら思う。強さ(攻撃力)がもてはやされるところって身を守るのにだいぶ労を使いそうだし。
私は人間(玩具でも数でもない)
2011年11月30日 読書
*
私の周り(友人知人含む)でぼこぼこ子供が生まれ、話をした先輩の友人の夫婦も8組ほどが子を授かったと言っていて、なんだこのベビーブーム、と9月あたりからずっと思っていた。
ベビーブームかな、と言うと、ほとんどのひとが、地震のせいね、とうんうんうなずきながら言う。たしかに、計画停電のとき、下世話な私は友人に、こりゃあ計画停電ベイビーが生まれるよって言った。
でも計画停電ベイビーって、出産のことはよくわからないけどせいぜい12月か1月で、早くても今月ではないか。8月9月あたりからブーム襲来していたよ。
地震のせいだと言う人は、人間に生殖活動するよう命じる脳のある部分が天変地異の前触れを動物的に察知した結果、今年子供がたくさん生まれるように仕向けたのだ!みたいなことを思っているのだろうか。だとしたらそれ、まさしく私がやりそうな物言い。私がやるのなら疑似科学的妄想で済むけれど、言う人がわりと少なくなく若干流通してるので、ちょっと考え込んでしまった。
地震のせいって、まるで赤ちゃんが亡くなったひとの数合わせで生まれてきたように思える。統計的には減って増えて、そうなるかも知れないけれど。なんか嫌だ。考えすぎかしら。
*
甥が9月に生まれて、ぼんやり自分が子供のころのことなどを考えたりする。私の家に伝わる血の呪いとでも言いたくなるようなもののことなど。
いろいろ考えて、父や祖父母から愛されていなかった、と言ってもいいと思った。小さいころは可愛がられたけれど、それは玩具を愛でるのに似ていた。大人になって、そういうことがわかってよかったと思った。それで泣いたりするとかはないのだが、彼らのことは許さない。
要するに、叔母らしく振舞いたいのですが、先立つものがないということなのです(お金ない)。
私の周り(友人知人含む)でぼこぼこ子供が生まれ、話をした先輩の友人の夫婦も8組ほどが子を授かったと言っていて、なんだこのベビーブーム、と9月あたりからずっと思っていた。
ベビーブームかな、と言うと、ほとんどのひとが、地震のせいね、とうんうんうなずきながら言う。たしかに、計画停電のとき、下世話な私は友人に、こりゃあ計画停電ベイビーが生まれるよって言った。
でも計画停電ベイビーって、出産のことはよくわからないけどせいぜい12月か1月で、早くても今月ではないか。8月9月あたりからブーム襲来していたよ。
地震のせいだと言う人は、人間に生殖活動するよう命じる脳のある部分が天変地異の前触れを動物的に察知した結果、今年子供がたくさん生まれるように仕向けたのだ!みたいなことを思っているのだろうか。だとしたらそれ、まさしく私がやりそうな物言い。私がやるのなら疑似科学的妄想で済むけれど、言う人がわりと少なくなく若干流通してるので、ちょっと考え込んでしまった。
地震のせいって、まるで赤ちゃんが亡くなったひとの数合わせで生まれてきたように思える。統計的には減って増えて、そうなるかも知れないけれど。なんか嫌だ。考えすぎかしら。
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甥が9月に生まれて、ぼんやり自分が子供のころのことなどを考えたりする。私の家に伝わる血の呪いとでも言いたくなるようなもののことなど。
いろいろ考えて、父や祖父母から愛されていなかった、と言ってもいいと思った。小さいころは可愛がられたけれど、それは玩具を愛でるのに似ていた。大人になって、そういうことがわかってよかったと思った。それで泣いたりするとかはないのだが、彼らのことは許さない。
要するに、叔母らしく振舞いたいのですが、先立つものがないということなのです(お金ない)。
体面と優しさの会
2011年11月29日 友人7人くらいで本について語らい(ティム・オブライエンとレベッカ・ブラウン)、台湾料理屋でご飯を食べる。
私がレジュメをつくって、内容はどうにしろ、発表の段階で上がってしまってうまく話せなかった。けれどみなさん優しい人だったので、自己嫌悪に陥らずに済んだ。
会のあと友人と話していたけれど、私は精読が好きで、その精読って大学の英語の授業で英語の文学作品を精読するようなそんな類のやつで、全体について論じる読書会にはあまり向いてないのかも知らない。
友人たちがティム派、レベッカ派に分かれたのが面白かった。
ティムは昔好きなほうで、けっこう読んだけど、感想を問われると、なんか飽きちゃった、としか言えない。ティムって大人も耐えうる青春小説。私はもう青春小説はいらなくなった、特にアメリカ男のは。
ティムの「カチアートを追って」は、確か大学受験で上京したさい本屋で買った記憶があるので、ベトナムが主に舞台の本なのに、なんとなく寒いイメージがしていたり、実際の内容とかけ離れたへんな思い入れがある。いつどこで買ったか思い出したくなる本。どこで読んだかは覚えていない。
私がレジュメをつくったのはレベッカのほう。作中のエイズ患者とその周辺のひとびとでつくられたコミュニティーが、なんども読んでいるうちに「西瓜糖の日々」のアイデスみたく思えてきて困った。
会の後の台湾料理屋、みんなが料理をきっちりみんなの分皿にとりわけて、私はそれを食べてばかりで、一度もよそわなかった。私っていつもよそわない。これはどうなんだろう。あと、私が飲まないせいか、私の真ん前にいたお酒好きのひとがお酒すすんでなかった気がした。そういうときは体育会系の後輩みたいにどんどん勺すべきなのかしら(でも後輩って勺されるイメージだな)。
あと、カメラ持って行ったので写真撮るべきだった。すいません。
私がレジュメをつくって、内容はどうにしろ、発表の段階で上がってしまってうまく話せなかった。けれどみなさん優しい人だったので、自己嫌悪に陥らずに済んだ。
会のあと友人と話していたけれど、私は精読が好きで、その精読って大学の英語の授業で英語の文学作品を精読するようなそんな類のやつで、全体について論じる読書会にはあまり向いてないのかも知らない。
友人たちがティム派、レベッカ派に分かれたのが面白かった。
ティムは昔好きなほうで、けっこう読んだけど、感想を問われると、なんか飽きちゃった、としか言えない。ティムって大人も耐えうる青春小説。私はもう青春小説はいらなくなった、特にアメリカ男のは。
ティムの「カチアートを追って」は、確か大学受験で上京したさい本屋で買った記憶があるので、ベトナムが主に舞台の本なのに、なんとなく寒いイメージがしていたり、実際の内容とかけ離れたへんな思い入れがある。いつどこで買ったか思い出したくなる本。どこで読んだかは覚えていない。
私がレジュメをつくったのはレベッカのほう。作中のエイズ患者とその周辺のひとびとでつくられたコミュニティーが、なんども読んでいるうちに「西瓜糖の日々」のアイデスみたく思えてきて困った。
会の後の台湾料理屋、みんなが料理をきっちりみんなの分皿にとりわけて、私はそれを食べてばかりで、一度もよそわなかった。私っていつもよそわない。これはどうなんだろう。あと、私が飲まないせいか、私の真ん前にいたお酒好きのひとがお酒すすんでなかった気がした。そういうときは体育会系の後輩みたいにどんどん勺すべきなのかしら(でも後輩って勺されるイメージだな)。
あと、カメラ持って行ったので写真撮るべきだった。すいません。
うそから出たまこと
2011年11月24日 お兄ちゃんに言ったらマルチのこと知らなかった。奥さんに売りつけたら殺すって言ってた。だからちゃんと見張っておいてねって言った。大分のおばさんといい、お父さんのほうの親戚は屑だな、ろくなことしやがらない。お兄ちゃんみたいに旦那さんが奥さんの味方だったらいいよね。私お兄ちゃんと結婚したかったわ。そういえばお母さんが言ってたけど、お兄ちゃんはお母さんのそばにいるためにI土木に就職したんだってさ。お母さんは最初、別の町でもなんでももっといいところに行ったら、と反対したけど、お兄ちゃんが「あんたのそばに誰かいないとだめでしょう」と言って折れたらしいよ。いい話よね。私お兄ちゃん好き。
私たちさっさと出てきちゃったよね。は、私は悪くない。お姉ちゃんが最初に東京に出てきて、私はいろんな都合を考えた結果、東京なんだからね。
あそこにいたら死ぬだなんて、お姉ちゃん、そんな大げさな。別に死なないでしょ、意外となんとかやっていけたと思うよ。
兄が母親のそばにいることを選んだ、とは美談になるけれど、結局のところ兄には、郷里はさほど居心地の悪いところではなかった。母親のそばにいるにしても、もっとやりようはあったじゃないかと思う。
兄は頭がよかったけど、何より野心がなかった。いろんなことが積み重なって、母親のそばにいることを「選んだ」ことになってしまった。兄も嘘つきだ、と思った。
今は、それは嘘じゃなくなった。私はさっさと家を出て頑として戻らなかったし、妹も追随して東京に安定した職を得た。私たちはもう母親のそばにはいない。兄は最初からの約束事を忠実に遂行したみたいに、郷里で安定して、彼女のそばにいる。
私たちさっさと出てきちゃったよね。は、私は悪くない。お姉ちゃんが最初に東京に出てきて、私はいろんな都合を考えた結果、東京なんだからね。
あそこにいたら死ぬだなんて、お姉ちゃん、そんな大げさな。別に死なないでしょ、意外となんとかやっていけたと思うよ。
兄が母親のそばにいることを選んだ、とは美談になるけれど、結局のところ兄には、郷里はさほど居心地の悪いところではなかった。母親のそばにいるにしても、もっとやりようはあったじゃないかと思う。
兄は頭がよかったけど、何より野心がなかった。いろんなことが積み重なって、母親のそばにいることを「選んだ」ことになってしまった。兄も嘘つきだ、と思った。
今は、それは嘘じゃなくなった。私はさっさと家を出て頑として戻らなかったし、妹も追随して東京に安定した職を得た。私たちはもう母親のそばにはいない。兄は最初からの約束事を忠実に遂行したみたいに、郷里で安定して、彼女のそばにいる。
うそでも何でも
2011年11月24日 お姉ちゃん私は結婚するよ、来年、たぶん。婚約指輪を選んでおいてと言われた。カルティエにしようと思う。えー、あきらめたんじゃないかな。私しかいないって。え、愛されてるのかって? 一番じゃないと思うし、強いて言えば一番なんじゃない? 和久くんがいちばん好きなのは自分だもん。女のなかでは私が一番なんじゃないかな。私? 愛してるよお。
そういえばお母さんのサプリ私毎月買うことになった、毎月1万3千円だよ。一回ならいいけど毎月ってヤダ。願わくばご近所に迷惑かけなきゃいいんだけど。でも、うちらの周りの大人ってやたらマルチぽいことしてたよね。下着とか化粧品とか。お姉ちゃんもにきびに利くっつって使わされたでしょ。何なのかねあれ、田舎のひとは暇なのかね、それともうちらの周りだけなのかね。ヤダ。楽しみがないとああいうのに走るのかな。
たまに自分がそのうちお父さんやお母さんみたいになるんじゃないかって思う。友達が、親が不幸な結婚だと子供も不幸な結婚をすると言ってた。たいして目新しい言い回しでもないけど、ありふれた言い回しに逆らえるほど、私立派でも破天荒でもないわ。どうしようかな。私もいずれマルチし出すんだわ、他人の口上をそのまま真似てさ。
そういえばお母さんのサプリ私毎月買うことになった、毎月1万3千円だよ。一回ならいいけど毎月ってヤダ。願わくばご近所に迷惑かけなきゃいいんだけど。でも、うちらの周りの大人ってやたらマルチぽいことしてたよね。下着とか化粧品とか。お姉ちゃんもにきびに利くっつって使わされたでしょ。何なのかねあれ、田舎のひとは暇なのかね、それともうちらの周りだけなのかね。ヤダ。楽しみがないとああいうのに走るのかな。
たまに自分がそのうちお父さんやお母さんみたいになるんじゃないかって思う。友達が、親が不幸な結婚だと子供も不幸な結婚をすると言ってた。たいして目新しい言い回しでもないけど、ありふれた言い回しに逆らえるほど、私立派でも破天荒でもないわ。どうしようかな。私もいずれマルチし出すんだわ、他人の口上をそのまま真似てさ。
Beirut - A Candle’s Fire
http://www.youtube.com/watch?v=jqtDIeJW0ss
同上 - The Rip Tide
http://www.youtube.com/watch?v=wNXJ_vT5sbY
Itunesの「この商品をかったひとはこんなものも購入していますョ」で、BeirutとNeutral Milk Hotelかぶってた。
私だけじゃなかった、と気づいたときのこの気恥ずかしさときたら。
どちらも祝祭っぽい感じするけど、人の熱気を感じるような祝祭っぽさじゃなく、あくまで個人的でひそやかな祝祭のような感じがします。そういうのが私は好きなのだろうか。
自分がどういう音楽が好きなのか考える。嗜好の柱みたいなものを。そのうちにNeutral Milk Hotelは絶対入る! と思ったけどじつは1枚しか聴いたことないし、Jeff Mangumのプロデュースとか関わってるやつとかぜんぜんぴんと来なかった。
http://www.youtube.com/watch?v=jqtDIeJW0ss
同上 - The Rip Tide
http://www.youtube.com/watch?v=wNXJ_vT5sbY
Itunesの「この商品をかったひとはこんなものも購入していますョ」で、BeirutとNeutral Milk Hotelかぶってた。
私だけじゃなかった、と気づいたときのこの気恥ずかしさときたら。
どちらも祝祭っぽい感じするけど、人の熱気を感じるような祝祭っぽさじゃなく、あくまで個人的でひそやかな祝祭のような感じがします。そういうのが私は好きなのだろうか。
自分がどういう音楽が好きなのか考える。嗜好の柱みたいなものを。そのうちにNeutral Milk Hotelは絶対入る! と思ったけどじつは1枚しか聴いたことないし、Jeff Mangumのプロデュースとか関わってるやつとかぜんぜんぴんと来なかった。
ほんとうのうそ
2011年11月24日 お母さん最近マルチやってる、と妹が言う。
へんなサプリメント売ってるみたい。お母さんにそれネズミ講じゃんって言ったら、いやいやそんなことない、ネズミ講は売れなかったらお金を巻き上げるけどこれはそんなんじゃない、いい製品をみんなに知らせて買ってもらって、それでちょっと利益をもらうのって、ものすごい滑らかな口調で言うわけ。
それって誰かの受け売りみたいな?
そうそう。前にも大分のおばさんに紹介されてヘナとかやってたでしょ、たぶんその、大分のおばさん経由。その会社は立派で、薬が効きすぎるってんで薬事法に違反してるって言われて、ちょっとお休みしてたけどまた復帰したって言ってた。お母さんがそんなに頭回るわけないじゃん、もうぜんぶ、おばさんの受け売り。
妹がネットで調べたところ、その会社は、不実な勧誘をつづけ、製品の効能にもあやふやなところがあったことから、半年間の営業停止命令を受けたらしい。その後地元のサッカーチームのスポンサーになったが、悪評のせいでサポーターに煙たがられ、結局契約を打ち切ったと言う。
大分のおばさんはそれで月に六十万も儲けてるって言ってた、お母さん、お金儲けしてお兄ちゃんに家を建ててやるんだって。
***
お兄ちゃんは別に不幸じゃない。長いこと独身だったけど結婚したし子供もできて、子供が自分の顔をみて笑うようになったかも、ってメールに書いてた。私に何枚も子供の写メ送ってきた。私たちは仲がいいからそれをみて喜んでる。きょう自分たちの服をみるついでに子供服をみてあーでもないこーでもないって言い合った。お兄ちゃんもお兄ちゃんの子供も、超幸せじゃん。
母は度し難い嘘つきだ。金の行き来に関与してエキサイトメントを得たいだけなのに、それが兄のためだなんて。
へんなサプリメント売ってるみたい。お母さんにそれネズミ講じゃんって言ったら、いやいやそんなことない、ネズミ講は売れなかったらお金を巻き上げるけどこれはそんなんじゃない、いい製品をみんなに知らせて買ってもらって、それでちょっと利益をもらうのって、ものすごい滑らかな口調で言うわけ。
それって誰かの受け売りみたいな?
そうそう。前にも大分のおばさんに紹介されてヘナとかやってたでしょ、たぶんその、大分のおばさん経由。その会社は立派で、薬が効きすぎるってんで薬事法に違反してるって言われて、ちょっとお休みしてたけどまた復帰したって言ってた。お母さんがそんなに頭回るわけないじゃん、もうぜんぶ、おばさんの受け売り。
妹がネットで調べたところ、その会社は、不実な勧誘をつづけ、製品の効能にもあやふやなところがあったことから、半年間の営業停止命令を受けたらしい。その後地元のサッカーチームのスポンサーになったが、悪評のせいでサポーターに煙たがられ、結局契約を打ち切ったと言う。
大分のおばさんはそれで月に六十万も儲けてるって言ってた、お母さん、お金儲けしてお兄ちゃんに家を建ててやるんだって。
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お兄ちゃんは別に不幸じゃない。長いこと独身だったけど結婚したし子供もできて、子供が自分の顔をみて笑うようになったかも、ってメールに書いてた。私に何枚も子供の写メ送ってきた。私たちは仲がいいからそれをみて喜んでる。きょう自分たちの服をみるついでに子供服をみてあーでもないこーでもないって言い合った。お兄ちゃんもお兄ちゃんの子供も、超幸せじゃん。
母は度し難い嘘つきだ。金の行き来に関与してエキサイトメントを得たいだけなのに、それが兄のためだなんて。
清水坂公園あたり
2011年11月24日
赤羽から十条まで歩いた。清水坂公園を経由して。
その後妹の買い物に付き合い、新宿を歩き回って居酒屋でご飯を食べた。
妹は恋人に婚約指輪選んでおいて、と言われたそうだ。遠まわしな求婚ね。
来年3月から彼の暮らす街で同棲をはじめると言っておった。
甥の写真を見せてもらい(兄が送ってくれる写メが私の携帯電話ではきれいに表示できないため)、母の萎える話(最近マルチ商法に関わっているらしい)を聴く。
その後妹の買い物に付き合い、新宿を歩き回って居酒屋でご飯を食べた。
妹は恋人に婚約指輪選んでおいて、と言われたそうだ。遠まわしな求婚ね。
来年3月から彼の暮らす街で同棲をはじめると言っておった。
甥の写真を見せてもらい(兄が送ってくれる写メが私の携帯電話ではきれいに表示できないため)、母の萎える話(最近マルチ商法に関わっているらしい)を聴く。
11月22日の日記
2011年11月22日 2Pac - Keep Ya Head Up
http://www.youtube.com/watch?v=8V0cfqqRYSs
Real Estate - Out of Tune
http://www.youtube.com/watch?v=2VXWXBQ-vS4
http://www.youtube.com/watch?v=8V0cfqqRYSs
Real Estate - Out of Tune
http://www.youtube.com/watch?v=2VXWXBQ-vS4
*
岩波文庫から復刊されたばかりだけど理論社版のほうが、活字や本の大きさが好ましい。あと長新太の挿絵が。
*
自然の美しさについて。人に愛されてる自然は美しいのかなと思いました。
私の郷里の山々は、私の山々は、おそらくそんなに愛されてない。だからそんなに美しくない。
岩波文庫から復刊されたばかりだけど理論社版のほうが、活字や本の大きさが好ましい。あと長新太の挿絵が。
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自然の美しさについて。人に愛されてる自然は美しいのかなと思いました。
私の郷里の山々は、私の山々は、おそらくそんなに愛されてない。だからそんなに美しくない。