お山のテープ

2012年10月21日
文房具屋で、山並みと青空が描いてあるmtのマスキングテープをみつけ、興奮して購入。あとでタグを確認したら、ミナペルホネンと書いてあって、どうりでどうりで。

雑記帳の表紙に貼ったりメモ書きの隣に意味なく貼ったり携帯電話に貼ったり、飽き足らないので、職場の先輩の山マダムの携帯電話に貼ったり、そこかしこにぺたぺた貼ってきた。
いろんなものに貼りたくて仕方ない。貼りに行きます友人たちよ。
ちょっとした課題のために読む。頭がぐるぐる回る、どんどん読み進んでしまうのでメモが追い付かない。

気になるのは、坂口恭平「独立国家のつくりかた」と通ずることがあるけれど、〈うまくやること〉、〈したたかにやること〉も、素朴な抗議や知識を得ようとすることと同じくらい大事で、並行してやんなさいよ、と繰り返し書かれていること。それに異議を唱えたいのではなく、果たして私にはなしうることだろうか、とちょっと不安におもった。

あと、新住民(初めて知ったターム)の、グレーゾーンをゆるさない、素朴な正義への志向が、ダンスの取り締まりに象徴されるような過剰規制を生み出しているのではないか?というの、それはそうなのだけど、グレーゾーンを駆使するのが必須の田舎的な地域社会から切り離されて、いちから生活や秩序をつくりださなければならない新住民にとっては、そりゃグレーゾーンみたいなみたいなものを理解したり受容したりするのは大変だよね、とやや同情したくなる。(私だって、田舎的に〈うまくやる〉ことは、超苦手だし)。といって、本書の執筆者たちが新住民をはげしく非難したりバカにしたりしてるわけではないですが。
って、グレーゾーンをゆるさない素朴な正義って、まんまハシシタ弁護士の理想の国造りにつながるのかな。

Boots

2012年10月21日 音楽
ラナ・デル・レイのウィキペヂアちょっと面白かった。セルフコピーが「ギャングスタのナンシー・シナトラ」らしい。

ナンシー・シナトラ…ナンシー・シナトラならひとに曲作ってもらってナンボだとおもうのですよね。ラナ・デル、よいプロデューサーがつくとよいですね、とおもったら、リック・ルービンがさっそくついてて、大御所過ぎるのがなんとも。

人はナンシー・シナトラになるのではない、ナンシー・シナトラにされるのだ。

Bryter Layter

2012年10月20日 音楽
友人に七尾旅人を薦められ、こういう死にそうな音楽はちょう苦手だなと思った。わりかし簡単に、死にたい!と思ってしまう癖が自分にあるのだけれど、とにかく、死にそうな音楽は苦手というので、死にそうな音楽というジャンルを勝手につくっていて、シガーロスとかエリオット・スミスとかが入る。

ニック・ドレイクも死にそうな音楽だよね、とむかしひとに指摘されたけれど、別に死にそうな音楽だとは思わない。アーティストの自死とか自死に近い死とか若死にとかは、特には死にそうな音楽には関係ないのであった。

Born to Die

2012年10月19日 音楽
ちょっとした課題(?)のために聴いてみる。つまらなかった。

あまりに美人過ぎると、美人の枠から出ることが難しくなるのかな、とPVをみながらおもう。
曲進行にセンスはある気はするけど、いかんせん音が非常に雑でびっくりした。

ラナ・デルはアーティストではなく、誰かのミューズになるべきだったのでは。
あたらしく買った〈うるおい重視〉の化粧下地があんまりよくなくてテカるし、病気の甥が心配で兄に電話するとくぐもった話し声が聞き取れなくて悲しくなるし、仕事で頭がカッカするし、ワイアット翁にお世話になりますす。

America

2012年10月12日 音楽
楽しい。

Dan Deacon - True Thrush
http://www.youtube.com/watch?v=XnXiXlF7olo

このPVが出来が良いかどうか別として、これはなんかオーディオだけのほうが感動的であるる。って、まだポッドキャストでしか聴いていないのだけど。

1 & 2

2012年10月12日 音楽

ソフトマシーンから、というより、このCDから、どこに行けばよいのか、わかりかねる。ウィキペディアとyoutubeとitunesをうろうろ。カンタベリー系はいまの音楽においてどういう血脈を有しているのでしょうね。まったくわかんない。

たぶん私の思い込みでしかないのですけど、プログレはひとの妄想に付き合っているような気がしていて、間違っているのだろうが、そこがおもしろいような。

Origin of Love

2012年10月9日 音楽
前作・前前作のミュージカルみたいな躁状態のハッピー感も好きだけれど、今回のややしっとりしているハッピー感も、好きよ。大人になったのかな。裏声を元気いっぱい響かせるおなじみの歌い方も抑えられているし。
前のはそれこそ手足を挙げて髪振り乱して踊らなきゃいけない感じだったけど、これは体ゆらゆらさせるだけで聴けます。

なにより、PVに本人が出ていないのが、大人になった証拠のような。
MIKA - Origin of Love ←恋人たちのいちゃいちゃ感に、あひー、となりつつ、いいPV。CDで聴いてみたら低音がばしばし効いていてびっくりした。
http://www.youtube.com/watch?v=vKBLLbwbqiY

- Make You Happy ←胸きゅー。
http://www.youtube.com/watch?v=B_0hGOE8IPU&feature=relmfu

irony

2012年10月8日 音楽

ちょっと振り回されて、疲れた。


ACO - hans
http://www.youtube.com/watch?v=DFVIaNBtOv8


妹の妊娠。

本屋に行ったら、クレアで妊娠準備特集号のようなものが出ていたので手に取る。雑誌の巻頭近くで、いずれ、とおもって先送りにしていたら生めなくなってしまっていた、という女性たちの体験談がいくつか載せられていて、心が痛む。しかし、「いつでも生めるとおもったら大間違いよ」的な結論しか引き出せないような気がするけれど、…自分に思い当たることがあるからだけど、こういうふうに危機をあおられるのは昔から苦手、たぶん一生妊娠しないような気がする。匍匐前進で魔女になるのやわー。
ため息ついたら怒られた。もうもう。

明日のためにちょっとした支度しなければならないのだが、何を詰めたらよいかわからない、と言いながら、もう明日になっていて、明日のために寝る時間がどんどんなくなっていく。でも寝るよりもとにかくぼんやりしたくて、それで時間がなくなる。

Nights Out

2012年10月5日 音楽

そろそろ、息が切れるまで、踊りたいわ。

オバの心得

2012年10月5日 読書
もう立派なオバサンである。しゃべってもオバサン、考えることもオバサン、格好もオバサン(コンサバではない)、好きなものもオバサン(マッチョな青春小説なんて読めない)。
そんでまたオバサンになる予定なので、ブクオフで松田道雄の「母親のための人生論」が100円で並んでいたら、オフコースに買うのであるる。いずれ、この「育児の百科」も買って読むの。そんで「エミール」も読了するの。「小さき者へ」と「ピーター・パン」も読み返すの。島尾敏雄のマホがでてくる短編も。あと、「みどりのゆび」、「飛ぶ教室」。わたし、禁煙先生にならって、すぱすぱ、禁煙オバサンになるわ。もちろん正義オバサンも受け持つわ。だからどうぞ、無事に、歓迎させてくださいまし。

MIKAが好きというとなんかバカにされる傾向があるけれど、それは不当だと思うの! というかバカにされてもいいわ、ふん。MIKAが好きです。

MIKA - Happy Ending
http://www.youtube.com/watch?v=vzoYgasvKdo&feature=relmfu

りるびっら、りるびっら。
反原発や反原発を唱えることを考えるのに、炭鉱や三池争議のことを知るのはいいヒントになるような気がしている。原発やそれをめぐる状況というのは、まったく「それ」だけのことではないような。

それにしてもこういう本を読んでいると、鉱山労働者に給料を支払う時に、食券や商品券のようなもの(指定された店でしか使えないお金、しかも鉱山会社の運営している店!)を現金の代わりにしていたりする。その指定された店というのが普通の店より高くってぜんぜん良心的経営じゃない、みたいな、ぞっとするような話が載っている。やっぱり生活保護は現金であるべきだわよ。私だって現金が欲しい。

山猫 (岩波文庫)

2012年9月24日 読書
あ、これを薦めればよかったのかも。ザ・小説!という感じがする。ぞくぞくする。

ドイツ語圏はだいたい薦めにくい。イタリア語圏は薦めやすい。

ていうか、どういうのがいいんですか? ってそもそも訊くべきであった。素直に。

超面白そうなので、読んでみたいが、高いわ…自分への誕生日プレゼントになりそうだぜ。せめて著者の別の本を読んでみよう。


友人から、おすすめの本を教えてくれ、と言われ、何のヒントもないのに戸惑いつつリストをお返しした。
昔に比べて、無邪気には自分の好きな本を薦められなくなった。この作家はこのひとにはわかりづらいかな、と思ったりしたのもあるけれど、なんだか自分の読む作家が、容易に他人に薦められない作家が多いような気がしている。
根本に私の理解不足のゆえの説明しづらさがあるのかも知れないけれど、ヘンリー・ジェイムズ、ヴァルザーなんて、誰に薦められるというのっ。阿部謹也を薦めときました。長田弘、梨木香歩、湯本香樹実とか、しばらく読んでいない作家も入れてしまった。あとはやけくそでクライスト。そしてなぜか、「愛の妖精」を。

よくある話

2012年9月18日 読書
なかなか寝付けないのが眠りに落ちたところで、おっとろしい夢をみる。ああああ!と叫んで目が覚める。あまりにすごい夢で、これは、書かれるべき話である! 私に啓示が降りてきた! メモしなきゃ! とおもいつつ、メモ帳に手を伸ばす労が体には無理だったよう。そのまま眠りにすんなり落ちきることもできず、夢の余韻のために、3回くらい目覚めなおす。その合間に、メモとらなきゃというおもい。けっきょくは眠気が競り勝ち、朝の本番の目覚めを迎えると、傑作の細部については何もかも忘れていた。誰が出てきたのかさえ覚えていない。

ギリシア悲劇みたいだった、と日中考えていたけれど、今考えると、クライストかもしらない。
たまにある悪夢のような、後味の悪さはなく、ただ夢の中で覚醒してしまったようなぼんやり感に日中とらわれた。…いや、ふつうに眠かっただけなんだけど。

それにしても今外は、すごい雷だじゃい。
兄の息子が1歳になった。おめでとう。

私5人くらい生んで、シナの5人兄弟ごっこする予定だったのー。
て、そんなことは、どうでもいいの。

ノリトくんや、世界にはシナの5人兄弟がおるんよ、楽しいわよ。

琉球紅型

2012年9月17日 読書
御苑に行こうと思ったけれど天候がすぐれないのでやめて、日本民藝館に「琉球の紅型」展を観にいく。あざやかな文様に、すごく目が、心が躍った。華やかだけれど、大人っぽいというより、子どものような若々しい華やかさ。無邪気な遊びのような、自由さを感じた。私の中の幼子が、きゃーきゃー叫びだしたくなってるのをひしひし感じた。

帰りに本屋に寄って、なんとなくパウル・クレーの画集を手にとったら、また私の中の幼子がきゃーきゃー叫びたくなってるのをひしひし感じた。紅型とクレーはなにか、自由な感じが似ているのかな。私も、遊びたい、自由に。

文様や型が、すごくよいのだけれど、ちゃんと布をみれたのがよかったと思う。

ほんで、クレーは天上のテキスタイルやわー。

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