岩波文庫から復刊されたばかりだけど理論社版のほうが、活字や本の大きさが好ましい。あと長新太の挿絵が。


 自然の美しさについて。人に愛されてる自然は美しいのかなと思いました。
 私の郷里の山々は、私の山々は、おそらくそんなに愛されてない。だからそんなに美しくない。

Late Night Tales

2011年11月20日 音楽

 すわMGMTがもう新譜出したんかな、と思ったら、MGMTの編集したコンピレーションだった。
 ポイント2倍だか輸入盤セールだかでごった返するタワレコで全曲聴くのは躊躇われたのでチョチョっと3曲くらい聴いたが良かった。Suicideはずっと気になっているバンドだが真正面に知り合えないまま。
 なんかこうゆうコンピは友達にプレゼントしたい。いつもぶりぶり自分のこと喋ってばかりなので、貝垣くんにでも。半年遅れの誕生日プレゼントにでも。もはやメリクリ。


 秋だ内省的だご飯が飲み込めない、というので、落ちるところまで落ちたいや、とタワレコに行ったのだけれど、買ったのはNicki Minajだ。どうしたことだ。でもNicki Minajは内省的な人と思う。というかアガる曲ばかりだが内省的なときに聴いても耳障りでない。
 Nicki MinajはピンクのLady Gagaみたいなこと言われるけど、同じくらい感覚と知性を使っていそうな気はする。
 ケイティ・ペリーは、私の中では、「悪い人じゃないんだけど…」みたいな但し書きがつきます。

 昨日今日「内省的」ということばを覚えたみたいに「内省的」って何回も言ってしまった。

 あとはReal Estateを買った。ほんとはBon Iverを買うつもりだったのに。こういう買い物をよくやる。


 もやもやしていたけれどNicki Minajを買って聴いたら元気になりました。

 今、彼女と同じ髪型やわ。


 私の中の女がめっちゃ自転車漕いでるのにびっくりした。参る。


カクテルピアノ

2011年11月15日 音楽

 季節に流されてなんとなく内省的な音楽嗜好になっていたので、友人の荏根さんから戴いたダンサブルなミックスCDが余計に楽しい。
 荏根さんはカクテルピアノですね。

 内省的、って入れようとしたら「内政的」っていう変換候補が出てきて、ああこっちでもあるわ、と思う。


 いろんなことを友人Sに喋ったら落ち着いた。最近3日と空けず長電話ぎみ。女子高生のペースだな。


 美男美女のブロマイド、私もゲットしてました。北の国の美しいお菓子も戴いたなり、お便りせずにすいません。私きっと和服は似合わないのでしかるべき時が来たらドレスを着るとおもいます。なので和服の似合う方はうらやましい。
 しかるべき時は、私には訪れないほうがよいな、とたまに思ったりする。十代の女子みたいに、たまに懐疑的であったりする。
 それでも、不思議なつながり方をした大切な人たちが、しかるべきことを為されたのはうれしい。幸福のひとつ、私にくださってありがとう。

Gulag Orkestar

2011年11月11日 音楽
 ベイルートのライブ、来年1月に行く。

 Neutral Milk Hotelのような叙情性がある、と思って好きなのであった。そんなこと思っているの多分私だけ。ぜんぜん音楽的にはタイプ違うんだけんど。

体の贈り物

2011年11月11日 読書
 新潮文庫の表紙はあんまり好みではないが自分が10代ならば好きになるかもしれない。だからというわけではないがレベッカ・ブラウンは若い人のための文学だと思う。

 この本から死やら介護(ケア)やら愛情やらについての〈普遍的な物語〉を読むのは有りだとはおもうが、やはりエイズあっての〈体の贈り物〉であるとおもう。エイズの流行により他者との体の気軽な触れ合いに躊躇いが生まれた、みたいな文章を読んだことがある(ソンタグなのかな?)。セックスっていろんなセックスあるし自由あるよね、みたいなことにいろんな意味で人々が気づきはじめたときに天罰みたいにエイズがやって来たのかな、とこれはイメージだけど。
 90年代における葛藤。

 他者の体に気安く触れてはいけない、他者のなかにある血や水には気安く触れてはいけない。だからこそ、この本のなかの体の触れ合いが汗が涙が、感動的なのだろうか。

 画像の本は、もし読書会でオブライエンの短編集が課題になるのならば、アマゾンかなんかで手に入れようと思う。


 ヘンリー・ジェイムズの「ワシントン・スクエア」、本屋に並んだその日に、待ってました!って感じで買ったのに読んでいない。
 ジェイムズで読書会ってやりたいけど難しいな。ジェイムズでやるのなら、フォースターとかのほうが、まだ盛り上がりそう。ジェームズって、ドストエフスキーみたいに皆でワッショイ!って感じの作家ではないな。なんか〈個人的な作家〉という感じする。
 夜中電話で話した友人が、「私ジャック・ロンドン!」て宣言したので、「じゃ私ヘンリー・ジェームズ!」って返したら、
「いや私がヘンリー・ジェームズだから」
「は、いや、私がヘンリー・ジェームズだから!」
という会話になった。何のことだかさっぱりわからないですよね。私たちもそうでした。


 友人の荏根(えね)さんと映画の話をしていて、私ロメールの『友だちの恋人』がすごく好きだったわ、と思い出した。
 ロメールのほかの作品も観たけれど、正直『友だちの恋人』ほど好きにはならなかった。この作品の主人公がもっさりした臆病な女の子だったから気に入ったのかな、と今なら思い当たる。ロメールはデプレシャンとかよりは女に理解がある人なんかな、なーんて。


 ハルキとモリッシーに育てられた男子って困った感じになるのかな、と思った。知人の男の子について考えていたときに。

地を這うものの

2011年11月1日 読書
 友人と、シャーマンが持て囃されるのは好かん、と言い合った。いつも言ってることの再確認やん、これは。友人は「私はイタコよ!」と宣言してた。

 トニ・モリスンはシャーマンぽくないが何でだろ、と考えていたが、シャーマンが聴くのって天の記憶かな、と思った。天のビジョンみたいな。時とか空間とかどうでもいい、みたいな。
 モリスンは地を這うものの記憶よねと思った。

 タールベイビーはよくわかんなかったんで、もう一度読み直したいが文庫にはなっていないのであろうか。

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