妹が先月末帰郷していたのだけれど、「おかあさんの愚痴がひど過ぎて、あたしドン引きしちゃった、こいつほんとにないわと思った」と言っていて、その愚痴は、近所に住む、うちと血縁関係にある女性についてのものだった。その女性は悪気はないのだが、ここ数年母の気に触るようなことをしばしば言うらしい。それについては直に母から聴いていて、たとえば、仲の良い友人や兄弟が、近すぎるからこそ何の気も使わず発したことばに気を悪くするのにも似ていて、(私はそういうことをたぶんよくやって友人の気を悪くさせているのかも知れないが!)、しかもすこし〈上から目線〉だったので、腹を立てるのもしょうがないけれど、その家の状況について「いい気味だ」というようなことを言うので、妹はドン引きしてしまったらしい。

私は母の愚痴をなるべく聴いて苦労を労うようにしていたのだが、それっていいことなのかなあ。母を嘆かせる状況は一向に解消されなかったし好転もしなかった。愚痴を聴くこと自体は、母の気が一時的に収まったり気楽になったりすれば、と思って聴いていたけれど、愚痴を言い続けることで逆に自己暗示的なものに陥ったりしないのかな、と思う。自らの愚痴でお城をつくりあげそこに閉じこもるというような・・・愚痴が護符のようになるような・・・。話を聴くと母にとってこの家がほんとうにシビアだったことがわかり、気の毒なので、聴きつづけるしかないのかなとおもい、諫言をしてもそれが〈上から目線〉のように感じられたら逆効果だしなあとおもいながら、どうしようかな。むんっ。

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