何をしたらいいのかしら、神さま仏さま、金光様やーい。と、今日とりわけそんななってるのは仕事で疲れたからか、血が少ないからからかしらん。イヤン・不健康!

大切なことを話し合うために母か妹へ電話をしなければならないのだけれど、妹はお得意の皮肉と諧謔的な表現に逃げて話が進まず、母は泣いて同じことを繰り返しそう、と考えると億劫なのであった。

「エミール」は、中巻の途中までしか読んでいないんだけど、たぶんルソーがこういう教育を受けたかったっていう話なのではないか、と勝手に思っている。教育についてこれだけ書き残したのに、実生活では愛人?に産ませた子どもを次々五人くらい里子に出したらしいという逸話を知ってショックを受けたのだったが、別に父になりたいわけではなかったのだろうし、そもそも「エミール」の〈わたし〉はエミールの父ではなかったんだっけ・・・。


私は橋の前に、車の中にいて、隣には父親。兄は遠くの病院に、入院していて、おかあさんがいっしょにいるの、ひろ兄と。おとうさんはやく連れていってよ、おかあさんのとこに。こんな橋の前とかに止まっていないでさ。父の面倒くさがりはこんなときから発揮されていて、母がいないのを寂しがってぐずる私は、家から車で3分もかからない橋の手前で、車の中で足止めされて母のところにたどり着けない。
私がおもいだせる限りでいちばん古い記憶をたどるとこうなるのであるが、記憶は思い込みや強い願望なんかで改竄されるらしいと聴いたので、当てにならない記憶ではある。
私はアイデンティティが、記憶喪失している、というより、記憶喪失したい。そのあとの父親の記憶を、いまは忘れたい、みたい。遠くしたい。遠いというより、いま現在の事実は、遅い、ということなんだった。遅い、遅すぎる、取り返しがつかない。取り返しがつかないことを、私(たち)はしたようだ。きょうは、「したようだ」、と言いたい。きょうは「した」と言って、責任に付随する行動を、とることができない。私は遅すぎたことに、後悔が先に立たないことに、きょうはもうどうしていいかわかんない感じ。だからアイデンティティの記憶喪失を望んでいる私は父を叱責しているのだった、なんでおかあさんのとこに連れて行ってくれないの? きょうはそれしか言えない。なんでおかあさんのとこに連れて行ってくれないの? だから妹とも母とも話せない。

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