エネさんと帰郷してきた。

エネさんといっしょに小鹿田焼の皿山を訪れたのがよかった。なんとなく記憶に残っていた小鹿田焼の唐臼をみることができた。絶え間なく流れる水の音とにぶく響く臼の音を聴くことができた。そしてとっても寒かった。
窯の家々の縁側や外に並べられている、わかりやすく小鹿田っぽい皿をたくさん見ていたら、どんなのがほしいかよくわからなくなり、黒と白を基調としたちょっとシックな感じのする、飛び鉋の細かく入った皿と、遊びというか試みをしてみた、というようなイッチンしまくった皿(うちの妹ならば灰皿のような柄と言うにちがいない)を買った。どちらもあまり小鹿田っぽくないかも知れない。

小鹿田のあと湯布院に泊まり、家に帰ると祖母が、小鹿田に行くならアタシに言ってくれればよかったのに、アタシ顔がきくのよ!と言うので、よくよく聴いてみたらば祖父母の頃は皿山の人と尋常小学校が一緒だったり(皿山のひとが山をこえて通学していた)、お寺が一緒だったりするらしいのだが、祖母の顔はどの程度きくのか疑問の残るところである。

家にあった小鹿田焼の皿をどう手に入れてきたものか考えたことがなかったけれど、主に祖父が買ってきたり傷物を譲ってもらったりしたものであると知った。祖母がくれると言うのでそれらを6枚くらいもらった。あまり小鹿田というイメージのない、濃いグレーっぽい大皿が気に入った。どれも大ぶりでいっぺんには持てないので吟味しなければ。
祖母のことがとにかく気に食わない母は、使ったものをあげるなんて!とぷりぷりお定まりに怒っていたけれど、私はあんまり気にしていない。
私は少なくとも祖母よりは料理ができるので、お皿も喜ぶであろう。HAHAHA。

祖父に小鹿田のことを訊いてみてもよかったかも知れないが、もう遅い。

コメント

nophoto
藻湖
2014年5月9日13:38

日常使うものが、美的に自分の気にいるものだと、生活に潤いがでてきそうですね。
私は、どういうわけか、ネスカフェのおまけについてきたカップが、大きさだけでなく、重さも気に入っているのですが、使う度にネスカフェのロゴが目障りだったりします。おかげでそれでコーヒーを飲む時、妙な気分です。

nozak
2014年5月11日9:04

コメントありがとうございます。お久しぶりです!
食器、好きなのでよく見て回っていますが、藻湖さんのカップとは逆に、柄はいいけれど大きさがね・・・とおもって購入を見送ることもしばしばです。

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