Another Self Portrait..
2013年11月20日 音楽
ひとつのことに集中すると他のことは目に入らなくなる、という性質が、私にはあるらしい。生まれたときから私を知る人からそう分析されたのであるが、果たしてそうなのだろうか。それを〈どうにかする〉ためにそのひとはそのひとなりに骨を折ったらしいのだが、それって功を奏したのか、正しいことだったのか、よくわからなくってよ。
正直、私は私の性質に対し、私に優しい世界であって欲しかったわ。私の性質を美点と思って欲しかったわ。そんな世界じゃなかったようで、結局生き延びたのだから、そんな世界だったのかも知れないわ。でも私、苦しかったわ。あなたが骨を折ったのと、すくなくとも同じ程度には、私、たぶん苦しかったわ。
でも、もうどうでもいいのよ。あなたが私でなにかつじつま合わせをしようと躍起になっているようなのも、どうでもいいんだわ。あなたが苦しんだことや逃げたことを知ってあなたに優しくすべき、というので私はここ二日だけ精一杯やってみたけれど、やっぱり何か足りなかったような気がするのですが、どうでしょう。と、あなたは特に不満な顔をしたわけではないし、私は精一杯と言いながらぼんやりしている時間もあって、精勤した感じはしないのであった。
まあ、あなたが精一杯やったのはわかるけれど、私はあなたがやったようには、やらないの。あなたが犯した間違いのようなのは犯さないの。
私は家に帰る道すがら、ボブ・ディランを聴きましたよ。正確には歌詞をおもいだしながら、歌いながら歩いて帰りました。何かを取り戻すも取り返すもないように、歌いながら忘れさって思いだし、赤ん坊のように無知になるように仙人のような悟りが開けるように、とりあえずは空っぽになって受け入れられるように、定めた家に帰れるように、歌といっしょに帰ったの。帰り着いても、私のパーティーはあなたのパーティーじゃないよってまだ思っているから、効いてないかも知れないけれども、歌が。
正直、私は私の性質に対し、私に優しい世界であって欲しかったわ。私の性質を美点と思って欲しかったわ。そんな世界じゃなかったようで、結局生き延びたのだから、そんな世界だったのかも知れないわ。でも私、苦しかったわ。あなたが骨を折ったのと、すくなくとも同じ程度には、私、たぶん苦しかったわ。
でも、もうどうでもいいのよ。あなたが私でなにかつじつま合わせをしようと躍起になっているようなのも、どうでもいいんだわ。あなたが苦しんだことや逃げたことを知ってあなたに優しくすべき、というので私はここ二日だけ精一杯やってみたけれど、やっぱり何か足りなかったような気がするのですが、どうでしょう。と、あなたは特に不満な顔をしたわけではないし、私は精一杯と言いながらぼんやりしている時間もあって、精勤した感じはしないのであった。
まあ、あなたが精一杯やったのはわかるけれど、私はあなたがやったようには、やらないの。あなたが犯した間違いのようなのは犯さないの。
私は家に帰る道すがら、ボブ・ディランを聴きましたよ。正確には歌詞をおもいだしながら、歌いながら歩いて帰りました。何かを取り戻すも取り返すもないように、歌いながら忘れさって思いだし、赤ん坊のように無知になるように仙人のような悟りが開けるように、とりあえずは空っぽになって受け入れられるように、定めた家に帰れるように、歌といっしょに帰ったの。帰り着いても、私のパーティーはあなたのパーティーじゃないよってまだ思っているから、効いてないかも知れないけれども、歌が。
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