長尾智子の料理1, 2, 3
2013年3月24日 読書
料理との付き合い方がいまいちつかめていない気がしているのは、私じしんが自立ゆえの安定から程遠いからであろうか。
なにかしらつくらないと落ち着かないので、つくる。たいそうなイデオロギーはなく、またそういうものからは遠くいたいとおもっているし、スーパーのお惣菜的なものが苦手だという、いまのところはそんな理由だけ。
ときおりへんな物をつくったり、似たようなものが続いたりして、(なにかとクミンとコリアンダーをつかうので三日にあけずインドの風情がある)、いっしょに食べるひとに申し訳なくおもう。
年明けから先月末まで、やたらお菓子をつくっていた。よくあげていたひとに、お菓子つくるのすごく好きなのね、と感心されたのだが、お菓子をいっぱいつくる時期というのは、ひどく落ち着かない時期なので、なんとも返事しがたかった。砂糖とバターにおぼれて復讐でもしているような。
とはいえ、変なおもいつきの料理が喜んでもらえるとうれしい。ゆでたひよこ豆をゆで汁ごと、オリーブオイルと塩、ローリエを一枚いれて炊き込んだご飯は、よかった。それだけでは物足りないのが、私にはいいところのような気がする。今度はローリエでなく、クミンシードを油で熱してその油ごと炊き込んでみようとおもうだす。
あ、私の料理のポイントは、ひとつには概して主役不在ということだわ。
なにかしらつくらないと落ち着かないので、つくる。たいそうなイデオロギーはなく、またそういうものからは遠くいたいとおもっているし、スーパーのお惣菜的なものが苦手だという、いまのところはそんな理由だけ。
ときおりへんな物をつくったり、似たようなものが続いたりして、(なにかとクミンとコリアンダーをつかうので三日にあけずインドの風情がある)、いっしょに食べるひとに申し訳なくおもう。
年明けから先月末まで、やたらお菓子をつくっていた。よくあげていたひとに、お菓子つくるのすごく好きなのね、と感心されたのだが、お菓子をいっぱいつくる時期というのは、ひどく落ち着かない時期なので、なんとも返事しがたかった。砂糖とバターにおぼれて復讐でもしているような。
とはいえ、変なおもいつきの料理が喜んでもらえるとうれしい。ゆでたひよこ豆をゆで汁ごと、オリーブオイルと塩、ローリエを一枚いれて炊き込んだご飯は、よかった。それだけでは物足りないのが、私にはいいところのような気がする。今度はローリエでなく、クミンシードを油で熱してその油ごと炊き込んでみようとおもうだす。
あ、私の料理のポイントは、ひとつには概して主役不在ということだわ。
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