9.14 官邸前で散歩

2012年9月17日
霞ヶ関駅より、適当に歩いて合流。
ひとところに落ち着かず、あえてふらふらしてみる。列を細く長くされているので、6月のような盛り上がりには欠ける。お祭りの感触はあるけれど、出店や、文化祭の催しものをみて回るようなのに似ている。スピーチエリアは間延びした感じ。とたんにコールが始まるけれど、意味のありすぎる文言って力強いコールとは程遠くなる。「ナガサキ忘れるな」「ヒロシマ忘れるな」の次は「チェルノブイリに学べ」。ただでさえ字余り気味なのに、チェルノブイリを取り込むのは余り過ぎだろう。先導者の横にいてコールしていた小学生が、「……いりにまなべ」とかなり戸惑っていた。「エナジー転換」「エナジーチェンジ」というコールに、見知らぬおばさんが「エナジーチェンジって、なに?」と戸惑っていた。コールって難しい。

いたるところで白い風船を持っている人がいて、たまに配って回っているひとをみかける。白い風船を荷台につけて自転車で周回しているひとたちもみかける。
白い風船ってみる分にはよいけれど、持ち余りするから受け取らないようにしよう、とおもっていたけど、つい受け取ってしまう。だってイケメンが配りよったんやもん。
重りの板からはずして持ち歩いていたら、ぱあっと飛んでいって木に引っかかってしまった。ごめんなさい、色々と。
ペットボトルの水と紙コップを持って歩いている人がいた。水を無償で配って回っているよう。ナイスな優しさですね。

7時半過ぎに切り上げて、何駅でもいいから地下鉄で帰ろうとしたら道に迷ってしまう。警官が警備しているそばに地図があったのでじっとみていたら、警官に「どうされましたか。どこに行きたいんですか」と尋ねられる。近い駅に行きたいのですけど、何線でもいいんですけど、できれば丸の内線の駅に、と言うと、警官同士で「こっからだと議事堂前だよね」「そうだな、議事堂前がいちばん近い」と話し合ってから、「どうぞここから通っていってください、道なりに行って右に曲がると駅です」と、ふつうなら通行をとめられている歩道を通るように言われる。「ちょっとうるさいですけどね」と苦笑付きの但し書き。すいませんうるさくしてる人の仲間です…と思いながら、通らせてもらう。風船を持ったまま歩いていたら、通れなかったかもしれない。

ほんまもんの官邸前は、ほかのところよりタイトな緊張感。御輿がある感じ。ちょっと帰りを急ぎたかったので、ささっと帰ったけれど。


原発に詳しく、反原発ではない友人が、「デモや抗議行動に子どもを連れてくる人って、嫌」と言っていた。まだ考えのまとまらない子どもを、政治的な行動に参加させるというのに抵抗あるらしい。なんとなくルソーを思い出した、というか、ルソーは何て言うのかなーと思った。

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