何が食べたい、と母に訊かれたので、土曜日の夕ご飯は餃子。中にいれる具の味付けはあまり得意ではないので、とにかく包む係。別に住んでいる兄夫婦のぶんまで入れて、80枚は包んだ。妹はだいたいこんなときも10枚も包まない。スマートフォンで少女時代を流しながら踊っていた。(OH!って曲いいね)。
 枚数が多いほど楽しいのではなかろうか。自分で食べきれない分まで包んで、だけどその日のうちにほとんどなくなってしまうのが。とにかく餃子をたくさん包みたかった、家に帰ったら。
 母の方法でなく、私たち姉妹がテレビで習ってそうしているやり方で焼く。軽く焼いたあと水を足して蒸し焼きにし、水分を飛ばしてごま油で皮を香ばしく焼く、カロリーの高いやり方。酢を切らしていたのでカボスをしぼって食べる。(もちろん酢のほうが、黒酢のほうがだいぶ美味しい)。兄の家に行くというのでバタバタしていて、ご飯もよそわないままに焼いたそばから食べる。立ったまま食べたり、行儀悪い。
 私たちきょうだいがいなくなって母も餃子をつくらなくなったので、中の具の味がきまっていなかった。調味料を計ったりしないで勘に頼る人なので、勘がにぶるとだめな人。

 兄の家に行って私が焼いて、おなかいっぱいだと言うのに高いアイス(ハーゲンダッツ)を買い出しに行き、それもきれいに平らげる。甥はあやされ疲れで眠ってしまう。
 テレビがつまらないので、ハトコだけれどイトコくらい血の濃い親戚の結婚式のビデオをみる。ところどころ黒い縁取りのある綿菓子みたいなピンクの新婦のドレスに「なにこのピンクのドレス、下着みたい」と駄目だしをしたら、「この人(兄嫁)もピンクだったけど…」と兄に突っ込まれ、急いで、「いやいやいや! おねえさんのドレスはこんなピンクじゃなかったよ!」と返すと、兄嫁から「そうねー、私はサーモンピンクだった、オレンジが強い感じの」とフォローをいただいた。やさしいおねえさん(母と同じB型)。今年はこういう不用意な発言をなくしたい。
 あの、ほんとに、おねえさんのドレスはきれいな色でよくお似合いでしたよ。
 

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