荒川と芯

2011年11月1日
荒川と芯

 荒川沿いを歩いた。ほぼ毎日電車から見ていて気になっていたので、歩く為に赤羽まで電車に乗るという無粋を承知で歩いてきた。
 2時3時を過ぎたあたりからチャリでマジ漕ぎする子どもがちらほらいた。その時間の前から競技用っぽい自転車でうろうろしてる人がいた。
 ひとりならば自転車に乗ったほうがより川沿いの趣を味わえるかも知らん。川の水と競争すんのよ。しかしチャリがないのでとぼとぼ歩いた。

 先日友人と、別の川沿いを歩いていたときに、「住むならさ、上流中流下流、どれがいい」と尋ねたら、いやにきっぱりした口調で「中の上流」と彼は答えたのであった。〈川沿いに住むなら〉とちゃんと言うべきだった。
 私は断然下流がよい。

 下流は流れがゆるやかで、と社会の教科書に書いてあったのを反芻しながら歩いたけれど、橋の下の、柱と川岸との間隔が2メートルも離れていないところでは、船でも航行してんのかというくらいどっちゃんどっちゃん水音が響いていて、なんだかカルチャーショックで、ぱさぱさな芝生や好天の高い空より、そんなのが一番印象に残った。


 頭が痛い。眼の疲れのせいか鼻のせいかよくわからんが、頭の芯が痛いと言いたくなる痛みで、おもわず友人に「自分リンゴの芯かっつうくらい頭の芯が痛い」と言ったら、えーと曖昧に笑われた。芯が痛い芯が痛いと思っていたら、そんな語句が浮かんだんだけど、キャベツの芯のがしっくりくる。芯て字、ずっとみていると気持ち悪い。

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